【ブラック企業退一斉職編(4)】クーデターをおこした張本人の本部長と話せた

 

前回までのあらすじ

【ブラック企業退職編(1)】15年勤めた会社でクーデターが発生!社員が60名→10数名に?

【ブラック企業退職編(2)】朝礼で怒り爆発!社長との戦いがはじまる

【ブラック企業退職編(3)】社長とサシで話せたので、聞きたいことを聞いてみた

 

 

本部長とサシで話をする

社長とサシで話をした3日後、クーデターを起こした張本人のパッケージ開発グループの本部長(以下「本部長」)と話をすることができました。

 

本部長も医療システムグループのことは少し気になっていたようで。

話をしたいと打診したところ、即答でOKをもらいました。

 

ただ、本部長から二人だけで会話をしていることを社長に知られるとまずい

 

施錠がかかる離れた部屋で話そう」と提案されます。

 

本部長はヤ○ザの若頭みたいな顔をしているのでちょっとビビりましたが… もちろん話せるなら場所なんてどこでも構いません。

 

その日の昼休みに話をさせてもらうことになります。

 

 

社長に裏切られ続けた本部長

 

最初に本部長へ3日前に社長と話したことを報告しました。

 

まずは、本部長と社長の確執について確認します。

 

 

本部長から「40歳までに退職を決めていた。」と爆弾発言。

 

いきなり本音が飛び出します。

以下、本部長のぶちまけた胸の内をお届けします。

 

 

 

本部長「パッケージ開発グループは5年前まで、2つのグループに分かれていた。

 

その当時から、社長には見切りをつけていた

 

 

社長からは「挑戦してみろ! やってみろ!」と言われ、がむしゃらにやってきた。

だが、社長は責任を取らせるだけで、権限を与えない。何も決めない。何も判断しない。最後は逃げる。決めたこともすぐ忘れる、ということを繰り返してきた。

開発したパッケージソフトの展示会出展について、事前に稟議書を提出し、印鑑まで押しているにもかかわらず、「出展は許可していない」と言いだしたこともあった。

 

怒りを通りこし、呆れ果てた俺たちは、仕方なく自分たちで決めてやってきた。

 

 

パッケージ開発グループそのものを作った伝説のマネージャが退職したとき、俺は落ち込んでいた社長に声をかけ、本部長と医療グループ部長、社長の3人で涙を流し、今後の会社について決起を誓ったこともあった。

 

 

それにもかかわらず、喉元を過ぎれば元の社長に戻ってしまう

結局この繰り返しだった。

 

 

社長の弟さんに、会社の社長になって欲しいと相談した。

 

その当時、社長は「自分は相談役として退く」と明言した。

弟さんが社長になることを認めたのだ。

 

 

しかし、実際はそうしなかった

 

結局、弟さんは本部長に謝罪し、1年で社長との仲介役を辞めてしまった

 

 

 

就業規定に役員退職金について、1~2億円という大きな金額の記載がある。

 

社員が稼いだお金を溜め込み、いざとなれば解散して自分の手元にお金を残そうという算段が見え隠れする。

(※これはあくまで本部長主観)

 

弟さんは、事の顛末を一番良く知っている。

弟さんも呆れて、「あの人はもうダメだ」と言っている。

 

私(本部長)が、今話した内容について「話を盛っている」と感じた場合は、弟さんに真相を確認すれば良い

 

 

大先輩社長VS社長についての本部長の見解

 

昨年秋、本部長が退職を切り出した際、社長は自身の先輩である「大先輩社長」へ相談した。

 

大先輩社長は当初、本部長と幹部数名を呼び、著作権、商標権法違反で訴えると忠告してきた。

本部長は「私が退職しても、商品も顧客も持ち出さない。一から作るだけだ!」 と返した。

 

大先輩社長は本部長、幹部らとの会話を重ね、徐々にお互いを理解していった。

 

 

社長と大先輩社長の間で、二代表制で代表取締役会長を社長が、代表取締役社長に大先輩社長が着任すると決まっていた。

大先輩社長は会社のお金には手をつけず、対外的なやりとりは社長に任せると名言していた。

 

 

しかし、大先輩社長が社員に傾き始めたと察知した社長は、大先輩社長に代表権のない取締役社長の役職を与えようとした

 

社長は大先輩社長に取締役社長の同意書にサインを求めた。

大先輩社長は「話が違う」と激怒してこれを拒否

社長は大先輩社長に警察署の名前入りで警告書を突きつけた

内容は「社員でもない人が会社に入り込んで好き勝手している。すぐにやめなさい。」というものだった。

大先輩社長は激怒し、「どうするかは自分で決める。警察でもなんでも連れて来い。」と伝え、社長と決別した

 

 

社長から懲戒解雇を突きつけられた本部長

 

先日、社長は本部長を社長室に呼んだらしいです。

就業規則を見せながら、社長は「本部長を懲戒解雇する」と言いました。

 

 

本部長「退職届を出している人間に懲戒解雇する意味がわからない。何故クビなのか。」

社長「会社に損害を与えているから。」

本部長「損害は与えていない。何についてどう損害を被っているのか説明して欲しい。」

社長「これから損害を受けることになる。」

本部長「実際に損害を受けてから言って欲しい。解雇するならすればいい。こちらも訴える。」

 

 

パッケージ開発グループの40名が退職したあとを憂う本部長

 

パッケージ開発グループだけでなく、総務グループも全員、一斉退職することになるようです…

 

う~ん。話を聞いているだけで頭が痛くなってきました……。

 

 

ただ、パッケージ開発グループが40名退職しても、5、6人は会社に残る意向のようです。

 

60名以上いた会社は、私が所属している医療グループと合わせて総勢10名程度の会社になります。

 

 

残ったメンバー及び人数では、とても回らなくなります。

また、「いっぺんに40人近くも社員が退職した会社」と噂が広がれば、会社としての信用は失墜し、お客様と契約そのものができなくなるのでは……

 

今、せっかく契約している案件も破棄される可能性があります。

 

社長はこのへんをどう考えているのだろうか……

どうせ、「それどころではない」といったところだろう。

 

 

本部長「残った社員の生活を保証できるのかどうか、社長に一筆書かせた方が良い。

社長は喉元を過ぎれば態度を変える人だ。

一筆書かせても、「私は書いていない」と得意のちゃぶ台返しをして納得しない可能性はあるがな…。」

 

医療グループについてはどうすることもできず、申し訳ない…。

会社には、今のところ潤沢なキャッシュがある

何とか会社が回っているうちに、今後の対策を考えておいた方がいいだろう。」

 

 

いよいよ、本格的に船が沈み始めてきた予感がしました……

 

 

次号

【ブラック企業退職編(5)】社長へ「社員との座談会」を提案し→ドタキャンされブチギレ!! へつづく