VMwareでパソコンを仮想化する5つのメリットと3つのデメリット

 

「仮想化」、ご存知ですか?

突然ですが、「私のノートPCの中には、8つのパソコンが入っています

 

 

 

…意味がよくわかりませんよね。

 

これは、システムの仮想化と呼ばれるものです。

仮想化、というと難しそうですが、実際に使ってみると簡単、超便利なしくみです。

 

仕事をする上で、仮想化は欠かすことができなくなった

「パソコンでシステムを仮想化する」という技術は、結構昔から利用されていました。

 

ただ、私が利用し始めたのも、ほんと最近です。

単純に「ややこしそう」ということで敬遠していました。食わず嫌いです。

興味はあったのですが、試すこともせずに「難しい」ものと思い込んでいました。

 

それが、今や仮想化の仕組みは仕事上なくてはならないものになりました。

 

1台のノートPC、8つもパソコンが入っているカラクリ

私の13.3インチの薄型モバイルノートPC1台に、合計7つのシステムが仮想化されて入っています

 

(厳密にいうと、ベースになるOSがあるので8つ稼働していることになります。)

 

上のタブそれぞれにOSがインストールされ、その上で業務で利用するアプリが稼働しています。

 

 

ノートPCのプレインストールOSは「Windows 8.1 Pro」です。

スペックは CPU:Core i5  / メモリ:10GB / HDD 1TB(SSD) 

 

後述しますが、仮想化させる場合、メモリ容量はかなり大きくする必要があります。

また、HDDもかなり大きな容量が必要で、かつSSDなどの高速HDDを利用した方が快適です。

 

この小さな巨人のPCに、仮想化された下記システムが搭載されています。

  • Windows 7 Pro上で 介護福祉システム1が稼働中
  • Windows 7 Pro上で 医事会計システム1と介護福祉システム2が稼働中
  • Windows 10 Pro上で 医事会計システム2が稼働中
  • Windows 7 Pro上で 電子カルテシステム1が稼働中
  • Windows 8.1 Pro上で 電子カルテシステム2が稼働中
  • Windows 7 Pro上で グループウェアシステム1が稼働中
  • Ubuntuが稼働中

 

これ、全部ノートPCに入っちゃっています

そして、使いたいときに自由に起動して利用できます。

 

めちゃくちゃ便利だと思いませんか?

 

バソコン仮想化のメリット5つ

パソコンを仮想化するメリットは5つです。

 

  • 1台のパソコンで複数のOSを利用できる/同時利用も可能!
  • それぞれ独立した環境で動かすことができる
  • 新しいハードウェアで、古い環境(OS)を利用することができる
  • 瞬時にバックアップが取れる(スナップショット機能)
  • 他のPCへすぐに環境を移行できる

 

1台のパソコンで複数のOSを利用できる/同時利用も可能!

通常、1つのパソコンには、1つのOSしかインストールされていません。

デュアルブートやトリプルブートなど、OSを複数インストールすることは可能ですが、同時利用はできません。

 

仮想化を利用すれば、極論すると1つのPCにいくつでもOSをインストールできるようになります。

また、それぞれのOSを同時に利用できます

私がよくやっているのは、

 

「ベースとなるWin8.1でメールの返信をしたり、ホームページを観ながら、

仮想化された電子カルテ(Win7)で導入作業中のマスタ作成をし、

仮想化された介護システム(Win7)を利用して問合せの対応をしつつ、

仮想化されたUbuntuのデスクトップを意味もなく仮想化された電子カルテへネットワーク接続してファイルを取り出してみたり…」

 

といった運用をしています。

 

また、営業なので、ほとんど外出しています。

外出先でも、上記システムを全て持ち出して利用することができるんです。

お客さんから突然「電子カルテのデモが観たい!」とか言われても即対応できます。

 

アプリごとにパソコンが別れていると、持ち運びが超大変です。

1台に集約できれば、すごく便利ですよね。

 

それぞれ独立した環境で動かすことができる

「同時に使いたかったら、1つのOSに全部インストールしたらすむじゃん。」

と思われた方もいらっしゃるかも。

 

ただ、1つのOSに色々なアプリをインストールすると、相互干渉して不具合が発生することがあります。

例えば、同じSQLServerのデータベースを利用していたりすると、DBの中でアプリの住み分けをしなけば動かなくなく場合が多いです。

OSから分けておけば、そういった不具合に合わなくなります。

また、OSを分けることでファイアウォールの設定や細かいWindows設定等、それぞれのアプリに合わせてOSの設定を最適化できます。

 

新しいハードウェアで、古い環境(OS)を利用することができる

「WindowsXPしか動かない」ような、どマイナーなアプリでも、どうしても利用し続けなければならない時があります。

 

でも、もうありませんよね。WindowsXPをプレインストールできるPCなんて。

 

そんなときも、仮想化すれば、最新のWindows10上で、WindowsXPを動かして、その中でマイナーアプリを動かすといったことが可能になります。

 

瞬時にバックアップが取れる(スナップショット機能)

これ、個人的にはすごく助かっているのですが、仮想化にはスナップショットという便利なバックアップ機能があります。

 

ボタンひとつで、まるごとその時点に戻ることができるポイントを作成できます。

 

スナップショットはイメージバックアップを取得するよりも何倍も早く作成できます

何かアプリをインストールする前や、設定を変更してエラーになりそうな場合は、スナップショットボタンを押してから作業しています。

 

他のPCへすぐに環境を移行できる

仮想環境は一つのフォルダに必要なものが全て入っているため、他のPCでこの環境を利用したいといった場合、フォルダをまるごとコピーして、使いたいパソコンに貼り付けてやれば即利用できます。

 

パソコンを仮想化する方法

定番の仮想化ツール「VMWare」を使います。

私が利用しているのは「VMware Professional 12」です。

最新版が続々リリースされていますね。

 

VMwareは無料版もありますが、無料版で試したら、即VMware Professional 12などの有料版にグレードアップされることをおすすめします。

 

無料版になくて、有料版にある機能で重要なものは下記の2点です。

  • 複数の仮想マシンを同時に動かせる
  • スナップショットでバックアップが瞬時に取れる

この2つは仮想化のメリットでもお伝えしています。

システムテストを実施する上でかなり重要な機能です。

 

仮想化のデメリット

  • 高性能なハードウェアが必要

  • 仮想化を利用するためにはハイスペックマシンが必要です。古いPCでは動作が遅すぎて実用的ではありません。

 

HDDはSSDが必須でしょう。

また、最近のPCは対応していますが、BIOSなど仮想化するための仕組みが備わっていなければ、動作が不安定になったり、思わぬ不具合が出ることがあります。

 

あと、仮想マシンを同時に起動すると、より多くのメモリが必要になります。

同時稼働する台数にもよりますが、最低でも10GB以上、できれば16GB以上はほしいところ。

私のノートPCは最大メモリ容量が10GBでしたので、上限の10GBにしています。

 

最後に、仮想化で環境を作ると、リアルな状態だとあまり気にならないちょっとした手間が発生します。

 

  • 外部機器がうまく接続できないことがある

たとえば、アナログモデムをUSB接続した際に認識しなかったり

ネットワーク接続がうまくいかなかったり

外部と接続して利用するときに、一筋縄ではいかないことが多いです。

 

  • ライセンス管理が複雑

さらに、仮想化するとOSやアプリなどのライセンス管理が複雑になります。

意図せずとも、ライセンス違反になっていることがあるので要注意です。

仮想化におけるライセンス管理についてはまた別記事で…

 

これらは仮想化しなければ発生しないストレスです。

 

仮想化まとめ

仮想化のメリット

  • 1台のパソコンで複数のOSを利用できる/同時利用も可能!
  • それぞれ独立した環境で動かすことができる
  • 新しいハードウェアで、古い環境(OS)を利用することができる
  • 瞬時にバックアップが取れる(スナップショット機能)
  • 他のPCへすぐに環境を移行できる

 

仮想化のデメリット

  • 高性能なハードウェアが必要
  • 外部機器がうまく接続できないことがある
  • ライセンス管理が複雑

 

今回はデスクトップの仮想化という一番初歩的な方法についてご説明しました。

今後はサーバーの仮想化、VDIといった仮想化を利用した大規模システムにも挑戦してみたいと思っています。

 

実例ができたら、改めて公開させていただきます。

 

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