【ブラック企業一斉退職編(9)】医療システムグループメンバー最後の晩餐

前回までのあらすじ

【ブラック企業退職編(1)】15年勤めた会社でクーデターが発生!社員が60名→10数名に?

【ブラック企業退職編(2)】朝礼で怒り爆発!社長との戦いがはじまる

【ブラック企業退職編(3)】社長とサシで話せたので、聞きたいことを聞いてみた

【ブラック企業退職編(4)】クーデターをおこした張本人の本部長とサシで話せた

【ブラック企業退職編(5)】社長へ「社員との座談会」を提案し→ドタキャンされブチギレ!!

【ブラック企業退職編(6)】グループメンバーで出した4つの方向性

【ブラック企業退職編(7)】ユニオン発足!

【ブラック企業退職編(8)】ついに一斉退職が決定!新会社設立へ…

 

 

殺伐とした最後の晩餐

パッケージ開発グループはついに新会社を創ってしまいました。。

 

もう、待ったなしの状態です。

 

突き動かされるように、医療システムグループメンバーによる、2回目の打合せが行われました。

2回目にして、これが最後の晩餐になるのですが…

 

しかも、またお酒を飲みながらの打合せです… ちゃんと打合せになるのか…?

ただ、今回はみんな大真面目で、沈みゆく泥舟にしがみついておくわけにもいかず、真剣な意見が飛び出します。

 

前回の打合せで出てきた方向性

  1. 会社に残る
  2. 自分たちで独立
  3. 支援を受けて独立
  4. 解散

 

のっけから感情をコントロールできない未熟な私は、

社長を辞めさせられるのであれば、自分が懲戒解雇になっても構わない!」と、謎の使命感に燃えていました。

お酒の力も手伝って、打合せは殺伐とした雰囲気になりました。。

 

MFT
会社自体に問題はなくて、問題があるのは社長だけです。
であれば、社長を辞めさせればいいだけでしょう。
私は社長の存続、退職にはそこまでこだわっていません。
社長が続けようが辞めようが、きちんと給与を支払ってくれれば特に問題ないです。
もちろん、社長を認めたわけはないですよ。ただ諦めているだけ。

 

中堅SE Hさん(42歳)
パート社員Nさん(55歳)
社長は自分の息子に会社を継がせられない場合、会社を清算してお金に変えたので構わないと思っているようですよ。
え!? いや、それはないでしょう。
社長は地元でいい顔をしたいから、医療システム事業はやり続けるはずです。
中堅SE Hさん(42歳)
パート社員 Nさん(55歳)
地元でのいい顔も潤沢なお金があってのことです。社長はお金がない状態で医療を続けることはしないと思います。 
それなら、とっくに医療システム事業なんかやめてますよ。
中堅SE Hさん(42歳)
パート社員Nさん(55歳)
社長はパッケージ開発というドル箱事業があったから、利益があまりない医療システム事業を継続できたんです。
パッケージ開発事業がない医療システム事業を、会社としてはやることはないと思いますよ。
まだ会社を清算すると決まったわけでもはないので、残ってやっていける方法があるなら実践していくしかないんじゃないですか?むしろ、息子がどうやれば会社を継ぐことができるか、考えて動けばいいくらいですよ。
中堅SE Hさん(42歳)
パート社員Nさん(55歳)
社長の息子に会社を継ぐ意志はありません

 

サポート長 Iさん(50歳)
あの〜…私は社長が息子に継ぐこともなく、辞めないのであれば、この会社にはいられないと思っています。

社長が持っている会社の株も全部手放すくらいじゃないと信用できない
残念だけど、遅くても年内には見切りをつけるつもりです……

だから、社長が辞めたら会社に残るという意思であれば、そうなるように努力すべきですよ!
その努力を放棄した時点で、解散するしかないです。
中堅SE Hさん(42歳)

 

 

会社に残れない+解散したくない=独立?

一同 「……。」

 

…うーむ。いっこうに方向性が定まらない。。

みんな会社に残れる方法があれば、それが一番良い」と思っていますが、残れば残ったなりの地獄が待っています。

 

行くも地獄、残るも地獄とはまさにこのことか…。

 

チーフを含め、他のメンバーは押し黙ったまま。。

 

「解散」という言葉がチラホラ出ていましたが、誰一人、本心ではありませんでした。

当然です。まだやれることはいくらでもあります。

 

…ただ、この時は正直何をやったらよいのか、全くわかっていませんでした。

わからないから、私は社長を辞めさせればいいという安易な解決方法にすがっていたのです。。

 

当然、社長を辞めさせる権限などありません。

コントロールできないことに対して悩んでいてもしょうがないのに… 頭の悪い私…。

 

安易に独立して同様の会社を立ち上げても、社長から妨害をうけ、潰される可能性が高いです。

ああ、リスクが高い… 勇気がない私…。

 

 

 

…しかし、実はこの時、少しずつ独立に向けての具体的な行動がとられ始めていました。

 

 

チーフと私が水面下で動き始めていたのです…

(次号へつづく)

 

 

ブラック企業に負けるな! 理論武装して戦え!!