300床以上の精神科専門病院様で聞いた今使っている電子カルテの課題とは


すでに電子カルテを稼働されている精神科病院様へ現状の課題をヒアリングさせていただきました。
課題をお聞きした上で、別の電子カルテシステムを提案しています。
それにしても、一度電子カルテを導入すると、入れ替えはめちゃくちゃ大変です。最初の選定が本当に重要です。

現行システムの問題点

レスポンスが遅い。
・サーバーを入れ替えてもすぐに遅くなることがある。クライアントがタイムアウトエラーを起こす。
・このシステムは他病院3年も経過すると徐々にレスポンスが悪化したことがある。
・電子カルテ以外の開発に力を入れており、精神科電子カルテへのリソース投入を今後行わないらしい?
データ公開をしない。公開の要請を拒否された。

これから提案する電子カルテシステムのサポート対応

ユーザー同士がコミュニティを形成できる仕組みを構築済み。
→新しく施設を立ち上げに対する質問について、他ユーザーが回答をする
・担当サポーターとチャット形式でコミュニケーションできる
・システムのバージョンアップについて今後自動アップデート化を検討
・システムバージョンアップをサーバー無停止でできる。

これから提案する電子カルテシステムの今後の構想

・経営者は診療データを分析結果が欲しい→サポートページからダウンロードできるようにする。
・地域連携ツールを地域にアプローチするためのツールとして提供し、精神科連携を行う。
(退院されたあとの患者様の診療情報をいかにキャッチするかが大切)
・紹介患者情報→病院へのデータ提供→データ提供元へのフィードバック(参照)機能を実装する。
・今後はWindows10のEdge対応に向けて開発中。

新しい電子カルテシステムへのリプレース費用について

・イニシャルコスト:60,000〜70,000千円
・保守料:約200千円/月
・データ移行(移行先ベンダー):5,000〜7,000千円
・データ移行(移行元ベンダー):10,000千円(推測値)
すでに稼働している電子カルテから他システムへ移行する場合、データ移行費用を含めたトータルコストを試算する必要あり。

データ移行について

・電子カルテはカルテの原本性をどのように担保するかが非常に重要。病院側がこれが原本である
と言い切るしかない。
・修正履歴まで正式に移行できるとは限らない。
・データ移行が100%出来なかった場合に、どのような運用方法があるのか
カルテを印刷する(ほんとに?)。これを原本だと言い切る。これはあくまで参照用とし、診療用としては何らかの形でデータを取込む必要がある。
・カルテの内容をテキストベースで出力できれば取り込めた実績はある。
・デイケア、PSW等はリハビリシステム等とシステムが別れているため、移行データをどこまで出力できるか不明。
・データ移行後の検証作業、検証仕様を決定できていない。(例.10件中1件をランダムに検証して問題なければOKとするかどうか…)
・データ移行はどうしても既存ベンダーの協力が必要になる。

病院様のご要望

・データベースを公開してほしい。データベーススキームの許可がほしい。
→データの活用はDWHを利用して頂く。
・サーバー入替えの頻度が6〜7年は早過ぎる。仮想化を利用するなどしてサーバー機器入替えを長期化したい。
→他病院で仮想サーバへシステムを載せた実績はある(クライアント仮想化も実績あり)。
・医事会計システムの長期利用できる確約がほしい(10年後リプレースでもつらい)。
→リプレースのない商品は、現状一社しかないが、そのシステムは統計機能が弱い。
・データ移行費用、データベーススキーム費用は複数病院で負担する費用体系にしてほしい。
・データ移行時に隔離拘束などのオーダーは一旦終了し、再オーダする必要があるのか。

→必要あり。デイケア、訪問看護などの継続指示は一旦終了して再オーダーする必要がある。

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