異なるハードウェアへ復元する
Acronis Backupは同じPCへの復元だけでなく、全く異なる別PCへ復元することもできる優れたツールです。
Acronisで復元を行った場合、エラーメッセージが出てPCが起動しない場合がよくあります。原因は大容量記憶装置(HDD)を読み込むためのドライバが一致しないためです。
要はHDDが見えない状態。新しいPCに適合するHDDのドライバを読み込ませてやることで対応できます。
復元する際にユニバーサルリストアをオンにし、ドライバ読み込ませます。
ここで注意する点として、メーカーが提供している「ドライバーズCD」をセットするだけでは、ドライバを読み込まない場合があります。
ドライバーズCDはEXE形式のセットアップ方式でドライバが格納されているケースがあり、その場合はユニバーサルリストア時に読み込むことができません。上記はSATA AHCIコントローラー用のドライバが見つからず、その旨のメッセージが出力されているものと思われます。
従って、下記のようにドライバ情報を判読できるレベルのファイル形式で格納する必要があります。
富士通のPCは上記ファイル形式でのドライバ提供がありませんでしたので、インテルのサイトからダウンロードしました。
ドライバの選定は「ドライバーズCDに格納されているSATAドライバのreadmeファイルからドライバのバージョンを探る」という方法を取りました。
無事、システムが起動すれば一安心ですが、ドライバが見つからないとかなり不安になります。。
できれば、メーカーのドライバダウンロードサイトに掲載しておいてほしいものです。
また、ユニバーサルリストアは単独でも実施可能です。
復元作業完了後に「ユニバーサルリストアを適用」メニューより、ドライバのみ置き換えが可能ですので、毎回復元操作を行う必要はありません。