【ブラック企業一斉退職編(3)】社長と1対1で話してみた

前回までのあらすじ

※この話は、実際に地方のIT企業で起こった実話です。

【ブラック企業退職編(1)】15年勤めた会社でクーデターが発生!社員が60名→10数名に?

【ブラック企業退職編(2)】朝礼で怒り爆発!社長との戦いがはじまる

 

社長とサシで話をする

社長から度肝を抜く対応をされた朝礼から2日後…

なんとか社長を捕まえて、話をすることができました。

 

うちのチームのチーフから聞きましたが、社長が1対1でわざわざ話をしてくれることになったのは、朝礼で私がズケズケ言ったからのようです。

 

社員がみんな社長に愛想をつかす中、直接的な言葉が少しは胸に響いたのでしょうか。

 

とにかく、こっちとしては会社の状況を早く説明してもらわないと不安でしょうがありません。

本当はいちいち突かなくても社長から話してほしい。

 

そんなモヤモヤした気持ちを少しでも晴らしたかったので、今回社長がサシで会ってくれることを聞いた時、正直うれしかったのを覚えています。

 

ただ、朝礼から社長に合うまでの2日くらいで、クーデター話はどんどん具体的になっていきます

 

開発グループは全員が退職することを社長へ報告し、新会社をつくることになったようです。

グループのメンバーが会社に残るための条件を社長へ突きつけた上でのことですが…。

 

社長とサシ会話(ノーカット)

私「大人数での退職が現実味をおびています。開発グループが作ろうとしている新会社への業務移管についてどう対応されるつもりですか?」

 

社長「今は専門家と話をしており、最終決定は出ていない。突きつけられている要求の回答期限は間近だが、間に合いそうにない。様々な要求を突きつけられており、脅迫めいている。」

 

私「開発グループの本部長(以下、本部長)との間でどのような確執があったのですか?」

 

社長「自分は小さいことが気になる性格なので、つい細かく指導してしまう。親心があったのだが、伝わらなかった。細かいことを言われ続け、我慢できなくなったのではないか。本当は第三者的な人物が社長の思いを伝えて欲しかった。」

 

私「本部長とは話したのですか?」

 

社長「話せていない。ここまでこじれるとよけいに話せなくなった。」

 

私「 それでも話すべきではないですか?話さないまま去られても平気なんですか?」

 

社長「今となっては話せなくなってしまった。情けなく思う。自分としては土下座をしてでも戻ってきて欲しいと考えている。ただ、そうなると自分は辞めなければならないだろう。本部長のことは認めている。素晴らしい人だと思う。」

 

私「土下座はできても、代表取締役社長の地位は譲れなかったんですね。」

 

社長「 ……。」

 

 

私「○○さん(大先輩)に社長を譲ることは、どうしてもできないのでしょうか?」

 

社長「○○さん(大先輩)には、自分と本部長の間に入ってもらい、調整役をお願いしていただけだった。役割分担を表にして明確にしていた。にもかかわらず、○○さん(大先輩)はその役割を全て自分にやらせろと言ってきかなかった。だから折り合いがつかなかった。

○○さん(大先輩)には中立の立場を保って欲しかったが、完全に社員寄りの人になってしまった。

代表取締役社長はあくまで自分が役割を全うしたいと考えている。そこの意識の違いが摩擦を生み、こういう結果になってしまった。」

 

私「パッケージチームの今後についてどう思っているのですか?」

 

社長「パッケージチームは25年以上やってきて思い入れがある。地域密着でやっている、このチームをなくしたくない。今までパッケージチームを無くそうという意見があったが、無くさなかった。

パッケージチームのメンバーとは、家族のような関係性があり温かかったが、開発グループとは距離を感じ、コミュニケーションがとりにくかった。

自分はそこからから逃げてしまった。

自分は忙しそうにされると遠慮する性格で、それが災いした。」

 

社長「 自分の役割は外の人間とコミュニケーションをとり、会社間取引をスムーズにすること。

その動きばかりで社内コミュニケーションをないがしろにしてしまった。

これからは社内の皆と一緒に行動を共にしていきたいと考えている。」

 

 

私「社内の皆と行動を共にすればコミュニケーションが取れると考えた根拠はなんですか?」

 

社長「……。」

 

私「社外の人とコミュニケーションを取りながらだと、社内の人間とコミュニケーションは取れないのですか?」

 

社長「……。」

 

 

私「うちのチームは大きな仕入があり、キャッシュフローが悪いです。

「3年に1回は大きく業績が崩れる。パッケージチームだけだったら事業として成り立っていない。」と社長から何度も指摘を受けました。

それにも関わらず、パッケージチームにしがみつくのは、単にドル箱の開発グループがなくなったことによる消去法で選んだだけではないのですか?」

 

社長「…いや、パッケージチームは数字の上でも貢献してくれているパッケージチームは大切にしていきたい。」

 

 

 

(……長い沈黙……)

 

 

 

私「来週月曜日、本部長とも話したいと思っています。」

 

社長「私も、是非本部長と話したい。何とか仲介してもらえないか…?

 

 

次号

クーデターをおこした張本人の本部長とサシで話せた へつづく

 

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