【ブラック企業一斉退職編(8)】一斉退職決定!新会社設立へ

前回までのあらすじ

※この話は、実際に地方のIT企業で起こった実話です。

【ブラック企業退職編(1)】15年勤めた会社でクーデターが発生!社員が60名→10数名に?

【ブラック企業退職編(2)】朝礼で怒り爆発!社長との戦いがはじまる

【ブラック企業退職編(3)】社長とサシで話せたので、聞きたいことを聞いてみた

【ブラック企業退職編(4)】クーデターをおこした張本人の本部長とサシで話せた

【ブラック企業退職編(5)】社長へ「社員との座談会」を提案し→ドタキャンされブチギレ!!

【ブラック企業退職編(6)】グループメンバーで出した4つの方向性

【ブラック企業退職編(7)】ユニオン発足!

 

 

全社員参加の朝礼で社長へ詰め寄る

月初め最初の月曜日は、社員全員が集まる全体朝礼があります。

 

この全体朝礼もあと何回あるのでしょうか…

 

2014年7月の全体朝礼で、永年勤続30年の表彰がありました。

このタイミングでの永年勤続表彰とは、なんとも皮肉ですね…

 

社長は「来年は○○さんと△△さんが永年勤続30年の対象者ですね。」と笑顔で言っていました。

 

それにしても、わざとなのかわかりませんが、この状況で平静を取りつくろうとしている態度には本当に気持ち悪さを覚えます。

正気とは思えない…

 

相変わらず、社長が何を考えているのか全くわからないまま…

 

全体朝礼が終わりにさしかかり、司会者が「他に何かありませんか?」と言いましたが、社長は微動だにしませんでした。

 

座談会をドタキャンした理由は「全員参加じゃないから」でした。

今なら条件通り全員揃っています。絶好の話すタイミング。

 

適当な理由をこじつけたから、自分が言ったことも忘れているのでしょう。

 

結局、元々話す気などさらさらなかったということです。

 

 

…また、フツフツと怒りが沸点に近づいてきました。

 

朝礼の最後に詰め寄る私。

 

 

「社長、本当にこのままでいいんですが、みんな居なくなりますよ!」

 

社長「…」

 

「何も説明しないまま終わりですか! 今ならみんなそろってるじゃないですか!」

 

社長「…」

 

 

 

静まり返る朝礼。

 

 

私の方は見向きもせず、ただ前を見据えたままの社長。

 

イライラして歪んだ顔のまま社長を睨みつける私。

 

 

 

 

そのまま数秒間の沈黙が流れ、いたたまれなくなった司会者が小さな声で、

 

「社長、いかがですか?」と発言をうながしました。

 

 

 

社長「…」

 

 

 

社長「…後で説明します。今は説明&%$#j…」

 

 

 

…結局、予想通りの答えしかありませんでした。

最後の方はよく聞き取れないくらい蚊の鳴くような声。

 

最後まで「ノラリクラリ具合」だけはブレない社長に心底落胆し、力が抜けた私は、それ以上問い詰めることはありませんでした。

 

 

そして、社長が全体朝礼で言っていた方針説明に約束期日も設けられていたようですが、当日になって「体調不良」ということでお休みに。

 

朝、総務に電話があり午後には… ということでしたが、やっぱり来なかったとのことです。

 

 

 

総務部長からの社員へ

後日、総務部長から全社員へ送信されたメールが残っていました。

 

各部門長におかれましては、粛々と手続きを進めて文書で社長BOXに書類をいれておいてください。(コピーも忘れずに時系列で)

(例:コールセンターであればxxx件の保守契約があるが、引継ぎをしないのであれば
7月31日(木)までに全顧客に保守解約を通知する必要がある。ご判断を。といった感じです。)

基本的には、引継ぎに関しては会社側からお願いすることですが、社員側からはできることはやっていた。最終判断は社長に委ねていた。ということをドキュメントとして残しておくためです。

組合側も次の団交を申入れしております。客観的事実を残すためのものです。

そしてここからが大事ですが、お客様には、会社の看板は地に落ちますが個人の看板まで落ちないように対応していきましょう。

9月以降、どこに行って何の仕事をしようとお客様あっての会社(個人)ですし、お客様に堂々と会えるように対応しておくことが肝要です。

 

 

…実に具体的な指示。。

 

 

パッケージ開発グループ社員の悲痛な叫び

ついに船が沈み始めたことを察知した社員も声を上げ始めました。

 

厳密には、パッケージ開発グループの社員全員が退職するわけではなく、数名残ります。

その残る数名の一人、コールセンター業務を担当している人から悲痛なメールが社長へ送られていました。

 

お疲れ様です。
パッケージ開発グループの□□です。
お忙しい中大変申し訳ないのですが、
至急会社に残るメンバーへの指示をお願い致します。
残念ながら会社に残るメンバーだけで、
退職される皆様の仕事を引き継ぐことは出来ません。
我々は8月から何を行えば良いでしょうか。
もし指示をいただけない場合、個々に考えて
最善と思われる行動を取ることになります。
そうなると社長の思いとは違う流れになると思います。
そうならない為にも会社の方針を示して下さい。
以上、大変恐れ入りますが、
退職者だけでなく会社に残るメンバーの事も
考慮頂けます様お願い致します。

 

 

確かに40人で支えていた事業を、残された数名でフォローすることは到底不可能です。

 

このメールに対する回答はないと思っていましたが、直接口頭で回答があったようです。

 

本日、□□さんは社長室に呼ばれ、会社の顧問弁護士と社長から、今後の方針について話がありました。

 

方針は「退職者と同じ人数採用し、1対1で引き継ぎをさせる。」というもの。

 

 

 

……本気で言っているのでしょうか。

 

もう呆れて言葉も出ない。。

 

 

 

錯綜する情報

パッケージ開発グループのリーダー情報によると、

 

「社長はもう辞めていて、弟さんへ引き継がれているはず。」

 

とのこと。。

 

ただ、社長が雇った弁護士は、いまだに「どうすればみんなが会社に残るのか」画策している様子です。

 

「何人社員を残したか」が成果報酬の弁護士にとっては当然の動き。

弁護士と社員の面接が企画され、次々と面接の予定が組まれていきます。

 

 

それにしても、社長ではなく弁護士と面接する意味もよくわかりません。

 

 

相変わらず、社長からの発信は全くなし。

 

まあ、弁護士から止められているのかもしれませんが…

にも関わらず、こちらから情報を引き出そうとしています。

 

何のために?

 

社長は本部長を絶対に許さない言っており、

「会社を潰してでも、本部長を訴えて損害賠償させる」と息巻いているようです。

 

であれば、訴訟に有利となる情報を入手しようとしてもおかしくありません。

 

また、どこまで本気かわかりませんが、本部長を叩くことができれば、退職を宣言している社員のうち、何人かは残るのではないかと考えているようです。

社長は上記証拠を見つけるため、メールの履歴を提出するよう要求しているらしく…

 

 

一斉退職が確定!新会社が設立される

ついに、9月以降の具体的な方針が確定しました。

パッケージ開発グループリーダーから、下記メールが届いています。

お疲れ様です。

9月1日以降のパッケージ開発事業本部業務の対応方針が出ましたのでお知らせします。
社長より指示がありました。

パッケージ開発事業本部の業務全般は新会社に委託します。

今後詳細の体制については協議して25日を目処に各社に案内を出します。
各社の問い合わせに対しては、
業務委託する会社が見つかりましたのでご安心ください。
仕掛のプロジェクト、サポートについても継続しますので大丈夫です。
体制等の詳細についてはお待たせして申し訳ありませんが
25日頃に送付いたします。
と伝えてください。
それでもお客様は不安になりますので、お問い合わせに対しては
混乱させて申し訳ないという気持ちと
継続しますので安心してくださいの気持ちで
お応えしてください。
わからない事は各部長に相談してください。
以上、よろしくお願いします。

社長はなんとしても一斉退職を阻止したかったようですが、ついにこの時がきました。

退職後も新会社として業務を継続していくことが決定。

 

パッケージ開発グループの方針は決まり、一瞬安堵となりました。

 

ただ、この時はまだ、医療システムグループの先行きは全く見通しが立っていませんでした。。

 

次号

ブラック企業一斉退職編(9)】医療システムグループメンバー最後の晩餐 へつづく

 

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副業と資産運用で自由になろう

サラリーマンの給料だけでは到底自由になれません。 自由になるためにはお金が必要。何とか時間を確保して、副業や資産運用を行う必要があります。 失敗だらけですが、私の副業と資産運用についても包み隠さず赤裸々に公開しています。

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