SS-MIX2って何?標準化ストレージと拡張ストレージって…?

こんにちは、MFTです。

 

今度、電子カルテシステムに入っているカルテ情報や、

退院したときの要約文書(退院サマリ)情報を

外部ベンダーとデータ連携することになりました。

 

データをやりとりするためには標準化された仕様が必要です。

 

電子カルテなどの医療情報をやりとりは、

SS-MIXっていう仕様にもとづいて行われるみたいですね。

 

…なんだかよくわかりませんが。

 

ただ、よくわからないまま外部ベンダーと打ち合わせに臨んでしまうと、

完全に相手のペースでマウンティングされてしまうので、

自分なりに少し調べてみました。

 

SS-MIX2って何?

SS-MIXとは、「電子カルテ等の医療情報をやりとりするための決めごと」です。

 

抜粋:日本医療情報学会 SS-MIX2標準化ストレージ 構成の説明と構築ガイドライン

厚生労働省電子的診療情報交換推進事業

(SS-MIX:Standardized Structured Medical Information Exchange)

標準的電子カルテ情報交換システム開発委託事業

 

どうやら、電子カルテベンダーは

SS-MIXで取り決めされている、

「標準化された医療情報データを格納するストレージ」

というのを作成して、その箱の中へ決められた形式のデータを格納する。

 

そして、相手側の外部ベンダーは

箱の中に吐き出されたデータを取りに行く

 

という形でやりとりがされることがわかりました。

 

SS-MIXの標準化ストレージと拡張ストレージ

標準化ストレージ

SS-MIXは、HL7 Ver2.5HL7 CDA R2DICOM といった

既に標準規格として定められた診療情報のみを「標準化ストレージ」に格納する対象と定めていたようです。

 

HL7…1987年に米国で規定された、施設間・システム間での臨床情報や管理情報を交換するための標準規約

DICOM…CTやMRI、CRなどで撮影した医用画像のフォーマット

 

データを格納するフォルダ構造も決まっています。

 

例えば、患者さんの基本情報や臨床検査オーダー、

臨床検査結果通知の情報を格納した場合は、こんな感じになるみたいです。

 

なるほど、きちんと決まっているんですね。

こうやって業者間でデータのやり取りができるようになるのか…

 

ちょっとややこしくなるので詳細は書きませんが、

データが修正された情報を格納する

「トランザクションストレージ」

というフォルダもあるようです。

ここでは割愛しよう…

 

拡張ストレージ

ただ、その「標準化ストレージ」には、なんと電子カルテの情報やサマリの情報は含まれません

 

…カルテ情報って一番連携したいデータじゃないのかな…

なんで標準化しなかったのでしょうか?

したくてもできなかったのかな…?

 

標準規格ではありませんが、

医療施設内で統一した書式にて作成されたデータファイル

が格納された部分を「拡張ストレージ」と呼ぶようです。

 

(標準規格ではない時点で、

SS-MIXで取り決められていると言われてもしっくりきません。

なんかモヤモヤしますね…)

 

それだと抽象的すぎるので、拡張ストレージについてもう少し定義すると、

 

  • HTML、XML 等で記述されたファイル
  • PDF に代表される印刷イメージファイル
  •  テキスト情報や、広く一般的に利用されているワープロ・表計算等のソフトウェアにて作成された文書ファイル
  • JPEG、TIFF、ビットマップ等の画像ファイル

 

引用:日本医療情報学会 SS-MIX2拡張ストレージ 構成の説明と構築ガイドライン

 

といった、そもそも標準化できたいデータをまとめて放り込む箱を拡張ストレージにしたという感じでしょうか…。

 

ということは、「拡張ストレージ」に格納されるデータは全く非標準化データ。

これは、病院もしくはこれを作成したソフトウェア、または業者によって、定められたローカルルールに基づいて構成されるもの。

 

当然、先程の「標準化データ」とは区別された形で構築する必要があります。

 

拡張ストレージの物理構造

 

とにかく、拡張ストレージのポイントは仕様が決まっていないという点ですね。

仕様を決めないことには作業範囲がはっきりしない。

作業範囲がはっきりしなければ、見積もりのしようがない…。

 

とりあえずまとめると…

SS-MIXは電子カルテの情報を2次利用するためのデータ規格で、

仕様が標準化された「標準化ストレージ」と、

仕様が決まっていない「拡張ストレージ」に分かれる。

 

標準化ストレージの情報は仕様が決まっているので問題ありませんが、

仕様が決まっていない拡張ストレージに、

カルテやサマリといった核になる情報が格納されているため、

 

事前に

  • どのデータを連携するのか
  • どういった形式で連携するか
  • を、じゅうぶん詰めておく必要がある。

 

…といったところでしょうか。

よくわからないけど、とりあえずこれで打ち合わせに望んでみます。

 

 

読んでいただき、ありがとうございました。

では、また!

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